ジャンボタニシの卵
ジャンボタニシの卵です。
相変わらず増殖を続けるジャンボタニシです。
稲苗を食べる外来種、見ても解ると思いますが、ピンク色の卵は数が多くなると、水田や水路の景観を害する存在です。
ジャンボタニシに限らず、ブラックバスに代表される外来種は、日本に古来から生息する在来種の生存を脅かす存在として、常に悪者扱いです。
しかし、ジャンボタニシやブラックバスなどの外来種が悪いのではなく、彼らもまた住み慣れた土地から無理やり日本に連れてこられた被害者なのです。
また、多くの外来種は食用目的として輸入されています。
輸入した人たちも、将来の日本の食糧事情を懸念して、良かれと思って輸入したはずです。
私の個人的な意見では、誰も責められないような気がします。
ちなみに、悪者の代表的存在・ブラックバスは、1925年にアメリカ・オレゴン州から箱根の芦ノ湖に放流されました。養殖が容易なため、政府が試験的に認めた移入だった。
また芦ノ湖水系は他の水系と隔絶しているため、他の地域に生存域を拡大する事は無かったようです。
ルアーフィッシングのブームに乗って、全国に生存域を拡大したのは近年になってからです。
ジャンボタニシも食用目的で1971年にアルゼンチンから輸入された。
1981年には、各地で養殖事業が始まります。
1983年、農水省が有害動物に指定するが、養殖業者は増え続け1985年には500件近いジャンボタニシの養殖業者が存在したそうです。
1987年にはジャンボタニシの養殖業者は完全廃業します。
多分、このときに大量に放棄されたジャンボタニシ(正式名称:スクミリンゴガイ)が、野生化して生息域を拡大しているようだ。
駆除の方法として、佐賀県白石町ではスッポンが導入された。
スッポンは、ジャンボタニシを食べる天敵なのだ。
しかし、数千匹放流されたスッポンですが、獲って(盗って?)食べる人がいて、効果が確認されたもののあまり浸透しなかったようです。
私と愛犬の散歩道である田園風景を脅かすジャンボタニシですが、新たな生態系の構築を待つ余裕は無く、農作物に食外をもたらし続けるのであろうか・・・。
天敵にはサギなどの鳥類も確認されているようだが、私が見ている限りでは、サギが食べているのはカエルやおたまじゃくしのようでした。
(理由・タニシは動きが遅く、捕食する時にサギが歩き回る必要は無いのに、捕食中のサギは頻繁に動き回っている、これは食べている動物が、かなり動きの早い動物だと証明していると思う)
鳥類では、一部地域でカラスが捕食しているという報告がある。
これは、ジャンボタニシを加えたカラスが、車道にジャンボタニシを落とし、車に轢かせて貝殻を粉砕し、中身を食べるという一連の捕食シーンが目撃されていて、信憑性が高い。
カラスは知能が高い鳥類として知られているので、カラス間の情報伝達で全国に広まる可能性は高いと思う。
まだまだ、完全な対応策が無いので、ジャンボタニシの増殖は暫く続くと思われるけど・・・
元をただせば、人災なんですよね。
やっぱり・・・彼らが悪いわけじゃないですからね。
ブラックバスフィッシングも楽しいし、良くやっていたんですけどね。
キャッチアンドリリースが禁止されたから、やらなくなったんですよね。
食用で輸入しておいて、味覚が合わないから食べない。(決して食べられない訳じゃないんですよね)
もし、日本の食糧事情が今よりも低下して(海外からの輸入が規制されたら、自給率の低い日本は絶対に食糧不足に陥る)、食べるモンが無くなったら、ジャンボタニシやブラックバスを食べるようになるんだろうか?

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