エジプトの民衆が、平和と豊かさを勝ち取る事を願うが・・・

久しぶりに更新します。

チュニジアではジャスミン革命が起こり、その影響でエジプトでもムバラク政権に反対する民衆の反政府運動が激化していますね。

個人的には、敗者ばかりを生み出し、誰も勝者になる事の無い運動だと思うのですが、さすがに30年も続く政権ですから誰かが貧乏くじを引かざるを得ない状況だった事も事実なんですよね。

いま、ムバラク政権と戦っている人たちは、自分の身を犠牲にして、将来の民衆の為に戦っていると言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、反政府側の暴力行為は極端に少ない。
自分自身の為の戦いだったら、略奪行為を行う連中がワラワラと湧いてくるものなんだが、未来の為の戦いだから暴力行為が抑圧されているんじゃないかな。

この反政府運動が成功し、ムバラク政権が崩壊しても、今生きている民衆にはメリットは少ない・・・
それどころか、世界中から政情不安定な危険地域だと認識された事は、観光を産業にしているエジプトにとって大きなマイナス要素であり、民衆の生活が豊かになる事は無いだろう。

ムバラク政権が崩壊し、ムバラク派は敗北を喫したとしても、民衆の勝利とはいえない。
あくまでも、民衆の勝利の条件は、民主化を勝ち取り、民衆の生活が向上する事だ。
ムバラク政権打倒や民主化は、民衆の生活向上の為の過程であって、目的ではないのです。

しかし、観光を主要産業にしているエジプトで、大規模な政治的紛争が起これば、観光客の足は遠のき、外貨獲得の道は細く険しいものになる。

暫くすれば、少しずつ観光客数は回復するんだろうけど、観光客数が完全に元に戻る為には十数年の時間が必要だと思います。

現在、反政府デモに参加している人たちは、民主化による恩恵なんて殆ど受ける事無く老いていくんですよね。

それでも未来の為に戦っているから、未来に汚点を残すわけにはいかない。
だからこそ、略奪行為など恥ずべき行動に至らないのだと思う。
(一部では略奪行為も行われているようだが、数は少ないし、政府側の自作自演の可能性も否定出来ない)

この運動は、確実に敗者を生み出すが、誰も勝者になる事の無い運動です。

唯一勝者が誕生するとすれば、十数年後の民衆という事になるのだが、「次期政権選びで失敗しない」という条件がつくんですよね。

日本では、明治維新は高く評価されているが、その後の新政府の中には腐敗も多かった。
詳しく知りたければ、山城屋事件とか尾去沢銅山事件などを調べてみるのも良いだろう。

紛争の主導者が勝者となり、独裁体制を築く事は多い。
勿論、いずれ民衆により新たな独裁政権も倒される事になるのだが・・・

独裁政権誕生→民主化を求める民衆による独裁政権の打倒→民主化運動の指導者による独裁政権誕生・・・
革命成功後の指導者選びを失敗すれば、このループを延々と繰り返すのである。

まさにLoopyな状況なのである。

エジプトの反政府運動の肝は、ムバラク政権打倒後の指導者選びなんですよね。
これが一番難しいんだよね。

エジプトの民衆が、平和と豊かさを勝ち取る事を願うが・・・
道は険しい。

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